2017年 1月 7日更新

日本ボストン会 The Boston Association of Japan

中埜岩男

 1 7() 七草の日に、江戸市中から目黒不動の参詣路に沿って出来た(元祖)山手七福神めぐりをしました。参加者は18(内訳:吉野先生ご夫妻、土居さんご夫妻、鶴さんご夫妻、小野田さんご夫妻、今脇さんご夫妻、 篠崎さんご夫妻、藤盛さんご夫妻、幸野さん、生田さん、中埜夫妻)でした。

 白金高輪駅の改札付近に10時に全員集合し、元祖山手七福神めぐりに出発。エスカレーターと階段で地上に出て、桜田通り沿いに覚林寺まで歩いた。
覚林寺ではまず本堂に参拝し、次に毘沙門天に参拝した後、集合写真を撮った。覚林寺を後にして、目黒通り沿いに瑞聖寺まで歩いた。瑞聖寺は江戸初期に建立された黄檗宗の寺院。立派なご本尊、大きな布袋尊を参拝した。お土産に八朔をいただいた。

 次に、更に目黒通り沿いに妙円寺まで歩いた。本堂横のお堂に靴を脱いで上がって、寿老人と福禄寿に参拝した。靴を脱ぐので、境内は参拝客で混雑していた。 妙円寺を後にして、目黒通り沿いに目黒駅まで歩いた。
ここで、篠崎さんは、我々と別れて直接恵比寿ビヤステーションに向った。

 目黒駅横から行人坂の急坂を下って、大円寺に着いた。家康公をモデルとした大黒天に参拝。重文の釈迦如来立像にも参拝。江戸時代の名残ととどめる「見ざる・聞かざる・言わざる」のレリーフの庚申塔が三基並んでいた。また、西運(八百屋お七の恋人の吉三の出家後の名)がお七供養のために行った行人坂の修築などの功徳を記した行人坂敷石造道供養碑があった。江戸時代の恋愛の一途さに触れたような気がしました。

 大円寺を後にして、近くの雅叙園にてトイレ休憩。風格のある立派なトイレに驚いた。
雅叙園を後にしてから、広重の錦絵で有名な太鼓橋を渡って、その先の山手通りに出た。歩道橋を渡って向こう側に行く人と、赤信号を待って道路を横断する人に分かれた。山手通りに面した蟠龍寺に入る。岩窟とお堂に祀られた二つの弁天像あり。岩窟の石造りの弁天像は奥の院のようなもの。約40mの岩窟が崩れてので、入り口近くに安置し直されたとのこと。お堂には小ぶりの木の弁天像が祀られていた。参拝路は道幅が狭いので混雑していた。

 次に蟠龍寺を後にして、羅漢寺を目印に、最終目的地の目黒不動滝泉寺まで歩いた。
境内では女坂を上がって目黒不動のご本尊を参拝。ここでも記念写真。女坂の途中に役の行者の銅像があった。足腰にご利益があるとのこと。男坂そばの水掛不動も行列をなしていた。愛鷹が取り持つ縁で家光公が五十三棟の大伽藍を寄進し、目黒不動が江戸随一のリゾート地として隆盛を極めたとのこと。最後に、仁王門近くの手洗い場を備えた立派な恵比寿様にお参りして、七福神めぐりは終わり。
すぐそばのバス停から、1時発の渋谷行きのバスに乗車。鶴さんに教えられて、バス停研究所裏で下車。ここから10分弱歩いて、恵比寿ビヤステーションに1時半に着いた。予定より30分遅れ。予約していた席に案内された。篠崎さんが待ち草臥れたのでは。

 まず、生ビールとつまみ用の料理を頼んだ。ビールが配られたところで、食事会が始まる。
藤盛さんの挨拶、吉野先生の音頭で乾杯。琥珀生ビールは美味い。酒の肴の料理も美味かった。ホリデーランチをめいめいが好みで注文。締めはデザート。話が盛り上がったところで、幸野さんが締めの挨拶。恵比寿ビヤステーション前の広場で散会。
晴天に恵まれた楽しい七福神めぐりとなりました。

新春元祖山手七福神めぐり

日本ボストン会 The Boston Association of Japan