2018年 4月 7日更新

一周した後、再びアプトの道へ。2号トンネル、第2橋梁、1号トンネルを通り、白秋歌碑を越える。
この辺り、アプトの道の上を旧18号が横切っている。そのちょっと手前の玉屋から昨日の霧積温泉への道がある。そのすぐ先に天然温泉峠の湯。ここまでは横川駅からトロッコ列車が走っている。残念ながら今日は運転がないので、ここから横川駅まで歩いていくしかない。
2号トンネル、第2橋梁、1号トンネルを通り、白秋歌碑を越える。

この辺り、アプトの道の上を旧18号が横切っている。そのちょっと手前の玉屋から昨日の霧積温泉への道がある。そのすぐ先に天然温泉峠の湯。ここまでは横川駅からトロッコ列車が走っている。残念ながら今日は運転がないので、ここから横川駅まで歩いていくしかない。

トロッコ列車の線路をくぐり、霧積川橋梁を越え、旧丸山変電所に至る。元は電化区間のための、自家発電をした電気の蓄電池棟があった。その後東京電力から交流電気を得て、直流に変換する変換器棟として使われた。今は往時をしのばせる展示館となっている。 この左手、旧18号沿いに中山道の坂本宿がある。

トロッコ列車線のまるやま駅を過ぎると、前方上方に大きな近代的な橋梁が現れる。これは上信越自動車道の橋梁である。アプトの道を上方で横切っている。これを過ぎると、左手に碓氷関所跡入口がある。

その先右手下方に碓氷鉄道文化むらがある。そこには碓氷線で活躍した多くの機関車・客車が展示されているのがアプトの道から見える。いよいよアプトの道終点の横川駅である。時折、強い風が吹いたが好天の気持ちの良い秋日和で、ハイキング日和だった。

再びおぎのやの峠の釜めしを入手して、高崎行きの電車に乗る。皆様、お疲れ様でした。

参加者18(順不同)
吉野耕一、吉野静子、藤盛紀明、藤盛冨美子、三好彰、三好美智子、酒井一郎、酒井典子、
土居陽夫、土居嘉子、鶴政登、鶴経子、小野田勝洋、小野田富子、篠崎和子、森裕子、
山崎規矩子、中埜岩男

日本ボストン会 The Boston Association of Japan

紅葉の霧積温泉(平成291029()雨)

今朝は台風22号が東の海上を丁度通り過ぎる頃で、時折激しい雨に見舞われる。東京から横川へは上野東京ラインで乗り換えなしの快速で高崎まで行けるので便利。高崎駅で信越本線横川行に乗り換える。高崎から横川までは30分程度の短い線。これでも信越本線だろうか。横川から先はもう線路がない。

横川と言えば峠の釜めし。昼食用に駅前のおぎのやで釜めしを買う。温泉宿で温かいそばと一緒に食べるのが楽しみ。
横川駅には霧積温泉金湯館のマイクロバスが待っていてくれた。かなり時代もののバスで、車体や屋根に錆が出ている。フロントガラスや車体に紅葉が張り付いているのがいかにも秘湯からやってきたと感じさせてくれる。

先ずはアプトの道の「めがね橋」(碓氷第三橋梁)へ連れて行ってもらった。深い谷を渡るためのレンガ造りのアーチ橋は力強さと美しさを兼ね備えている。
めがね橋から旧18号線を1号トンネル先の玉屋まで戻り、左折する。県道を経て霧積川沿いに1車線の私道をくねくねと、しかしかなりのスピードで宿のマイクロバスは走る。見かけは古びているのにエンジン音は快調で、バスは快調に走る。驚いたものだ。

谷も山も黄葉に包まれている。ところどころ楓の紅葉がある。雨模様なので霧が辺りを包む。いよいよ秘境の一軒宿、秘湯霧積温泉金湯館に到着。若女将が出迎えてくれる。今日は雨のために、宿で温泉三昧。ゆっくりすることとなる。こんな秘湯でも多くの有名人が訪れている。軽井沢が開発される前のリゾート地であったとのこと。

早速温泉に入る。源泉かけ流しで豊富な湯量、24時間オープン、源泉温度40度とぬるめで長湯ができる。透明で綺麗な湯。内湯のみで露天風呂はない。私は3回入る、私は4回と賑やか。その後宿の周りを散策。雨でぬれた黄葉がしっとりとしている。霧が山を覆い風情がある。
マムシグサがまっ赤な実を実らせていた。一行が賑やかに通り過ぎた後、山猿の一家が現れた。父猿、母猿、生れたばかりと思われるリスのように小さな子猿。しばらくこちらの様子を伺い、木に登り姿を消した。

宿の前には谷川が流れ、桶で水を引き、水車が回っている。この水車も担いで持ってきたとのこと。その水は池に流れて、池ではヤマメが群れになって泳ぎ回っている。今夜のおかずかな。宿の人によると何故かは分らぬものの、近ごろ昔のようにヤマメが大きくならないとのこと。
宿にはこの宿に宿泊した勝海舟の揮毫による石碑がある。西条八十の歌碑、森村誠一の本があった。
夕食はたっぷりの山の幸。お酒が入って、18人がボストンを肴に盛り上がった。

明日の好天を願って、石油ストーブの部屋で寝る。旧館の部屋は小部屋に仕切られているが元は広間で、ここで明治憲法草案が練られたとのこと。

アプトの道ハイキング(平成29年10月30日()晴れ朝のうち一時にわか雨)

早起きして温泉に入る人が居る。黄葉の山道を散策する人が居る。昨日とは打って変わって、快晴の空。でも時々雨雲も現れる。黄葉に朝日が当たり、一層色鮮やかに輝く。そして朝食。たっぷりの山菜料理。しっかり食べて今日一日に備える。

今日はマイクロバスで宿を出て、一旦横川駅に駐車中の土居さんと鶴さんの車に荷物を預けて、皆身軽になってアプトの道の折り返し点の熊ノ平に向かう。
熊ノ平で宿のマイクロバスに別れを告げる。
そこから頂上のアプトの道へ階段を上がる。
頂上に熊ノ平信号場という列車の入れ替え地がある。トンネルが何本も口を開けている。

今日はここからアプトの道を下り、横川駅に向かう。整備されたアプトの道はアプト軌道に砂利を敷き詰めて歩きやすくしたもので、最早レールやアプトギアは見えない。10987号トンネルを抜けてめがね橋の上に至る。

一つのトンネルから次のトンネルの入り口が見えるのが面白い。トンネルはレンガで巻かれ、風情がある。めがね橋からの展望は良い。眼下の旧18号が曲がりくねる。
めがね橋の手前に下へ降りる階段があるので、それにより下へ降りて、めがね橋を見上げる。力強い構造物だ。
また、めがね橋へ戻り、それを渡る。途中めがね橋から電化新線を見る。543号トンネルを越える。山は黄葉し、美しい。2号トンネルの手前から碓氷湖が見える。木の間隠れに碓氷湖の赤い橋が見える。湖面がキラキラ輝いている。

そこからアプトの道を降りて、碓氷湖を探訪する。紅葉やドウダンツツジが湖面に映える。
碓氷湖は碓氷川に建設された坂本ダムによってできたダム湖であり、周辺が整備されていて、新緑や紅葉の名所である。碓氷湖周辺は遊歩道と橋が整備されていて歩きやすい。

日本ボストン会 The Boston Association of Japan

紅葉のアプトの道ハイキングと霧積温泉紅葉狩り

 小野田 勝洋