撮影：土居陽夫さん
森 啓
開催日2004年11月28日(日)晴天
集合午後2時、新宿御苑新宿口、18名参加
春のお花見会の参加予定を急な事情でキャンセルし残念に思っていましたところ、藤盛幹事ご夫妻による新宿御苑での紅葉狩りのお話しを会報で知り参加させていただきました。
JR新宿駅南口からほぼ10分歩いた新宿御苑の新宿口には、定刻前に参加者が集含しいました。
藤盛様ご夫妻には何度も下調べにお出かけになった上、前日にもお出でになっていただいたとのことで、今年の紅葉があまりよろしくないと盛んに気にしておられました。
当日は右回りで見学した方がよいとのアドバイスをうけ、森の中の紅葉もさることながらヤツデや星型の実があるカンレンボクを見たあと、“上の池”でおしどりが潜って魚を捕っている風景を見た時は、すぐお隣りが新宿の繁撃街があるだけに非常に不思議な感じを受けました。
広い庭園を見渡すとすばらしい紅葉を見ることができますが、近づいて見ると葉がちじんだり、半分枯れていたりして、今年の夏の異常気象を思わせました。
そのまま日本庭園を右手に見て、“中の池”の前にある旧御涼亭（昭和天皇ご成婚時に台湾在日人が寄贈）で一休み、しばらく行くと右手に千駄ヶ谷門を見て、“下の池”のほとりを過ぎ右手にすばらしいフランス式整形庭園のプラタナスの大木の並木を仰ぎ見ながら、左手には広びろとしたイギリス風景式庭園の向こうに新宿高層ビル街のシルエット、ちょっと進むと前方右にはいつも常夏の大きなガラス張りの温室、つづいて旧洋館の御休憩所があります。その間、モミジ、カエデの紅葉、寒桜を三々五々楽しみました。見学の終わりのころ、一面の白水仙の花畑も印象的でした。
都心の繁華街のすぐそばにこんなにすばらしい庭園があり、いつでも散策できる恵まれた環境に暮らしていることを再認識した２時聞半の見学でした。
引き続きお隣の繁華街、新宿三越裏の新宿ライオンでのパーティはますます盛り上がり、次回の紅葉狩りは何処にしようかとのことで、さらにイチ・オクタープ盛り上がりました。席上、生田さんが一句を紹介されました。
“色づくや 紅葉はらはら うらおもて”
(詠み人知らず)