2011年 1月 25日更新
9月3日、ボストン交響楽団の準主席オーボエ奏者であり、ボストン・ポップス・エスプラナード・オーケストラの首席奏者でもある若尾圭介氏が、NHK毎日音楽コンクールの審査員として帰国されたのを機会に、ご好意により忙しい中の時間を割いて、日本ボストン会のために演奏会を催してくださいました。それに若尾氏の恩師であり、元日本フィルの首席オーボエ奏者でもある新松敬久氏も加わり、日本のオーボエ界の重鎮2人が揃っての豪勢なコンサートになりました。ピアノの伴奏はニューイングランド音楽院を出た石川咲子さん。オーボエの哀愁をおびた、美しい音色は秋にふさわしく(もっとも、猛暑日でしたが)、聴衆をいたく魅了。サロン的な雰囲気の中で自由な形で進めたいとの若尾氏の希望で、話を交えながら楽しい演奏会となりました。若尾氏の4歳半になる可愛いお嬢さんもヴァイオリンで共演。出席者にとって、滅多にない貴重な経験となりました。演奏後は例によって懇親会。会話が弾み、時間が過ぎるのも忘れるほど。若尾氏は、日本ボストン会のメンバーのレベルの高さにいたく感銘を受けた、とのことです。
(音楽の会幹事・関直彦・尚子記)