開催日2005年4月16日(日)曇
集合午後4時、「浜離宮」内芳梅亭
この度、1995年にボストンに単身赴任した夫と共に、日本ボストン会に入会させて頂きました。
当日は「駒込」から都営地下鉄「大江戸線」に乗車し、「築地市場」にて下車し、タクシーで浜離宮恩賜庭園に参りました。
今から300年以上前に徳川将軍の鷹狩場として開かれた庭園は、海水を引き入れた池と、ふたつの鴨場をもっ、由緒ある特別史跡です。
春の風情は筆舌に尽くしがたいほどの美しさでした。数こそ盛りが過ぎたとはいえ、遅咲きの桜が最後の瞬間の勢いを見せておりました。薄桃色のソメイヨシノ、オオヤマザクラ、サトザクラが、ハルモミジや松の木々の間に、又、潮入の池のほとりには、今にも水を飲むかのように咲いていたのです。
これからが私達の出番ですよ!とばかりに大きな蕾をつけたポタン園を通ると、一面黄色の菜の花畑に着きました。思わず「おぼろ月夜」の歌を口ずさんでしまいました。
四季折々の庭園を借景にして囲み住む高層ビルの住人方を羨望しつつ、暫しのお花見を終えました。その頃には天気予報が当たりそうな空模様となり、次の夕食会場の弥生会館まで、全員の足取りが加速しました。
当初に予定していた写生会は雨情報で中止となり、美大を卒業されたぱかりの西川さんのご指導を仰ぐのは次回の楽しみになりました。
会長の佐々木さんの乾杯で始まった立食パーティでは、三好さんが用意された桜あんぱんに関するクイズがあり、その歴史や効用など目からうろこの、
むしろ授業のような時間でした。ボストンの昨年の10大ニュースのお披露目には、来日中に参加されたMITのウイリアム・ヘケット先生の解説が加えられ、全員が聞き入っておりました。
食後には木村屋特製のあんぱんが振る舞われ、桜を「食」の形で愛でる時間も用意されました。
ボストンは幸せな町だなぁと感じております。ボストンを囲んでこのようなひとつの会が生まれ、ずっと思われ続けているのですから。
(写真:篠崎史朗)
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