The Boston Association of Japan
日本ボストン会
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旅行記・北海道ツアー

                    歴史を飲もう会 篠崎史朗


(3) ロシヤ

 北方四島の帰属がどちらであれ、北海道の隣はロシアである。この国が何故北海道の開拓に関わることがなかったのか。

 カムチャッカ半島から千島列島を南に数えて22番目の島が北海道である。地政学的に考えると関わりがあって不思議ではないところである。しかし、日ロ両国間の歴史はその様には展開しなかった。紙面の都合上、今回はこの経緯は差し控えたい。

 結論的にいえば、日本は江戸期からこの北方の隣人に恐怖に近い不安感を抱き、それが維新政府にも引き継がれた。北海道の開拓は国家富強のためではあったが、それは同時にロシヤに対する北端の防衛強化を意味していた。


(4) 北海道・マサチューセッツ協会会員との交歓会

 初日の旅程の締めくくりは、HOMAS会員との交歓会である。場所は市内の「サッポロビール園」特別室で、隣接する「ビール博物館」見学後、夕食を兼ねて行われた。森本正夫会長はじめ十名の会員の方々のご出席を頂き感謝に堪えない。


 交歓会は森本会長とそれに続く当会の藤盛紀明副代表幹事の挨拶のあと、出来立てのサッポロ・クラシック・ビールで乾杯して始まり、ジンギスカン焼・タラバ蟹・チャンチャン焼風サケなどを楽しみながら歓談に入ったが、程なくして席は今堀忠国ビール博物館々長の予期せぬ隠し芸の歓迎に圧倒されることになった。

 未知の面白い人物に出会うのは旅の一つの楽しみである。昼間訪れた羊ヶ丘展望台の松原館長も楽しかったが、この今堀館長さんは極め付きに愉快である。アジアで唯一のビール博物館々長とのことだが、一方でHOMASの理事を務めておられる。

 特技が楽器、今年が芸能生活40周年と自称されるだけあって、その芸達者ぶりはプロそのもの。ギターやトランペットを自在に操り、レパトリーも矢鱈に広い。国際交流のため、外国人観光客には彼らの国家を演奏するとのことで、その一端も披露。何よりも感心させられたのは、次から次へと繰り出すテンポと、間断なく出て来るギャグで会場を笑わせる力である。つい時間の経つのを忘れることになる。(続く)


(5) 札幌市内の歴史的文化財巡り >>
森本正夫北海道・マサチューセッツ協会会長
今堀忠国ビール博物館館長の演奏
藤盛紀明日本ボストン会副代表幹事

北海道・マサチューセッツ協会
森本正夫会長

日本ボストン会
藤盛紀明副代表幹事

今堀忠国ビール博物館館長の演奏